僕は誰かに頼みごとをするのが非常に苦手です。
だからつい、自分一人で全部やろうとしてしまいます。「なんであの人はサクッと頼めるんだろう?」と、得意な人の感覚がまったく理解できません。
そこで改めて得意な人・苦手な人がいる理由を調査してみました。
得意な人・苦手な人の特徴と調査から見えた傾向
人に頼みごとをすることに抵抗がない人もいれば、僕のように「なるべく自分で全部やろう」と考えてしまう人もいます。
その違いは、単なる性格の差だけではなく、考え方や捉え方の傾向にあるようです。
頼みごとが得意な人の特徴
- 「助け合いは当たり前」という認識がある
自分が頼ることに罪悪感を持たず、頼られる側の気持ちも理解しているため、「頼む=迷惑」だとは感じていないようです。 - 断られることを恐れていない
頼んでダメならそれで仕方ない、と割り切って考えられる柔軟さがあります。 - 目的達成のために必要なら頼るという合理性
感情よりも成果や時間効率を優先し、無理に一人で抱え込まずチームで動く意識が強い傾向があります。
頼みごとが苦手な人の特徴
- 「申し訳なさ」が先に立つ
頼む前から「迷惑かも」「負担をかけたくない」と考えてしまい、言い出せなくなります。 - 断られたときの気まずさを過剰に想像してしまう
もし断られたら人間関係が壊れるかもしれない、という不安が強く、頼むこと自体がストレスになります。 - 過去に頼んで嫌な思いをした経験がある
小さな失敗体験が記憶に残っており、次も同じことになるのではと警戒してしまうことがあります。
またPR TIMESの調査によると、「人に頼るのが得意ですか?」という質問に対し、7割以上の人が「得意ではない」と回答。人に頼ることが苦手な人の多くが「遠慮」「自分で解決したい」「断られるのが怖い」という心理を抱えているとされています。
今回の調査を通じて、約7割の人が「頼りベタ」を自覚している一方で、2人に1人の方が人から「頼られたい」と思っていることが分かり、「頼りたい」と「頼られたい」の意識の間にギャップがあることが明らかになりました。
一般論としてはこれらの話に近いような内容ばかり検索結果に出てきますが、僕の場合は少し異なります。
頼んでも思った通りに返ってくる保証がない
たとえ相手が引き受けてくれても、自分が期待していたような対応をしてくれるとは限らない。
相手に完璧を求めながらもうまくコントロールできないせいで、結局自分でやった方が楽だと感じてしまうのです。
こういう方、いると思います。
反対に得意なんだろうなという人の動きを観察していると、「完璧を求めていない」、「相手に完成度を委ねている」、「信頼している」などを感じました。
まとめ
頼みごとが苦手な理由には一般的には、「迷惑をかけることへの抵抗感」「断られる恐怖」「過度な空気読み」といった心理的な壁が関係しているようです。
たしかに、性格や育ち、脳の傾向など深い部分が影響することもあるかもしれません。
しかし、今回の調査から感じたのは、「抵抗感」や「不安」などが原因で治したい方には小さな意識とステップで改善の余地があることです。
- 軽いことでいいから頼んでみる(頼みぐせを少しずつ作る)
- 相手に「あなたにお願いしたい」と伝えてみる
- 頼まれる経験を積んで、相手が喜んでくれる前提を少しずつ作る
こうした小さな行動と習慣が、自分の頼みごとへの抵抗を少しずつほぐしてくれるかもしれません。
僕のように「相手に完璧を求めすぎる」傾向がある方は、頼まない方が相手のためとも言えますね残念ながら。
本当は改善すべきことなのかもしれません。
コメント